購入費の補助や助成金はあるか

購入費の補助や助成金はあるか

抗がん剤治療での脱毛や、脱毛症・無毛症のため、医療用ウィッグを購入したい……けれど、購入費の補助や助成金があるのか気になりますよね。
現在医療用ウィッグは治療上必要ではないとされているため、健康保険は適用外で使えません。確定申告の際、医師が治療上必要と認めた場合には医療費控除の対象となるケースがあるそうですが、基本的には対象外といえるでしょう。

しかし、近年がん患者の数は増え、抗がん剤治療を受けていらっしゃる方は多いのが現状です。そのような情勢を受け、一部の自治体では、医療用ウィッグの購入費を補助する制度が設けられるようになりました。
ほとんどの自治体では、「その自治体に居住している」、「抗がん剤治療を受けている」、「抗がん剤の副作用による脱毛で、就労・社会参加に支障があるためウィッグが必要である」ことが条件となっているようです。また、所得制限がある自治体もあります。
実際に申請する際は、該当の自治体が設定している条件に当てはまるかどうか、必ず確認しましょう。

医療用ウィッグの値段はどれくらいでしょうか？

抗がん剤治療での脱毛や、脱毛症・無毛症のために医療用ウィッグを購入するとき、費用はいくらかかるのでしょうか。
安いもので１万円から、高いものだと１０万円以上かかるものもあります。通販サイトで買うと安く済む場合がほとんどです。低価格が魅力的な通販サイトですが、購入前に必ず試着して自分に合うものかどうか確認しましょう。いくら安くても、自分に合わなければ買い直しになるので、結局高くつくことになります。

サロンなどの専門店でフルオーダーとなると、やはり高額になってきます。お店によっては、専門家によるアドバイスやアフターケアを受けられるところもありますので、品質とサービスの違いが値段に表れてくるのでしょう。
また、値段を問わず、ＪＩＳ規格認定の医療用ウィッグを選びましょう。医療用と謳っていても、品質の良くないものもあります。医療用として安心安全に使用できるかどうかの目安となるからです。毎日使うものだからこそ、自分に合ったウィッグを選びたいですね。